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建築物省エネ計画コンサルティング BELSとは

1.1 BELSの概要

1.1.1 BELSとは

BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)は、建築物省エネルギー性能表示制度の略称で、省エネ性能に特化した評価・表示制度です。国に登録された第三者機関であるBELS評価機関が建築物の省エネルギー性能を評価し、その結果を7段階で表示します。新築・既存を問わず利用可能で、建築物省エネ法に基づく評価手法を用いているため、同法に基づく各種届出や省エネ計算結果を活用した申請が可能です。

評価結果は評価書として交付されるほか、申請者の希望に応じてシール又はプレートなどにより建築物に表示することも可能です。省エネへの取組みを対外的に示す手段として、企業の脱炭素経営やESG対応の可視化、テナント誘致、不動産価値向上のための情報発信などに活用されています。また、住宅購入者にとっては住まい選びの目安としても利用されています。

2024年4月から建築物の販売・賃貸を行う事業者には、告示で定める所定のラベル(省エネ性能ラベル)を用いて省エネ性能を表示することが求められています。省エネ性能ラベルは「自己評価」と「第三者評価」があり、BELSはこの第三者評価に該当します。
なお、省エネ計算によりZEBやZEH基準への適合を確認することはできますが、第三者認証としてZEB・ZEH・ZEH-Mを表示するためには、BELS評価を受ける必要があります。

最近では、不動産セクターに特化したESG評価制度であるGRESBにおいても、環境認証の取得状況が評価対象となっており、BELS取得への関心が高まっています。

1.1.2 対象建築物

大規模から小規模建築まであらゆる建築物(住宅、非住宅)を対象としています。
建物全体だけでなく、フロア・テナント単位の評価が可能です。
ただし、フロア・テナント単位での評価は、対象設備のエネルギー消費量を区分して算定できる場合に限られます。

1.1.3 BELSの評価ランク

BELSの評価ランクは、BEI(Building Energy Index)の値から星☆の数が決まります。 星0から星6つまでの7段階の評価です。 また、星の表記は、省エネによる削減分は通常の星印となり、創エネによる削減分は強調された星印で表現されます。

標準入力法の場合、BEIの数値でランク付けします(以下計算式により数値算出)。
モデル建物法の場合、BEImの数値でランク付けします。

1.1.4 BELSの評価手法

BEIの算定方法には、「標準入力法(通常計算法)」「主要室入力法」「モデル建物法」の3種類があります。
標準入力法は建築物の仕様を詳細に入力できる評価手法である一方、入力負荷が大きくなります。主要室入力法およびモデル建物法は入力項目を簡略化できるため、評価対象や用途に応じて使い分けられています。
BEIは、国立研究開発法人建築研究所が公開するWebプログラム等を用いて算定します。

評価手法に応じた評価指標
用いる手法 概要 指標
標準入力法(通常計算法) 建築物の仕様を詳細に入力して評価 一次エネルギー消費量およびBEI
主要室入力法 入力対象を主要な室等に限定して評価 一次エネルギー消費量およびBEI
モデル建物法 モデル建物を用いて簡易的に評価 BEIm

 

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