イズミコンサルティングではLEED®認証取得を希望するお客様に対して、申請書類の作成、審査機関対応、認証取得まで一貫したコンサルティングをご提供します。
LEEDは既に世界150ヵ国以上で使用されており、建物の環境性能を示す世界標準としてのプラットフォーム的役割を担いつつあります。不動産の環境面の価値を評価する際にもはLEEDをベンチマークとして活用するケースも多く、不動産投資の分野からも注目されています。
※LEED® is a registered trademark of the U. S. Green Building Council.
・LEED認証取得のためのコンサルティングを行います。
(LEED-NC(新築)、CS(コア&シェル)、CI(テナント内装)、OM(既存)の各評価システムに対応)
・認証取得可能性の検証も実施可能です。
・竣工後に取得できる本認証とは別に、計画段階から工事中に取得可能な予備認証業務にも対応します。
現状、日本で通常行われているエネルギーシミュレーション( WebプログラムやBEST等)は、LEED申請での使用は認められていません。このため、確認申請やCASBEE、BELS等に用いる省エネ計算とは別に、LEEDで認められているシミュレーションを行う必要があります。当社では、エネルギーシミュレーションの手配等も含めて、包括的にお客様からのご相談を受け付けております。
あーかいぶphp LEED®認証とはLEED®では評価対象となる建物の状況(新築か既存か)、認証対象(建築物全体、テナント所掌部、街区)、そして建物用途毎に評価システムが用意されています。認証を受けるときは、まずどの評価システムを使って評価するのかを適切に判断することが必要です。
※LEED® is a registered trademark of the U. S. Green Building Council.
LEEDには9つの評価カテゴリーがあります。評価カテゴリーは敷地の立地条件を評価するものや、水利用効率、エネルギー使用の最適化、材料の省資源化、あるいは室内における空気質環境を評価するなど、建物の環境負荷低減と利用者の健康の観点から多角的に建物の環境性能を評価できるよう大分類されています。
2016年11月以降に新規登録するプロジェクトからLEED v4の評価システムが適用されるようになりました。このLEED v4では評価カテゴリーとして新たに「Integrative Process(総合的なプロセス)」と「Location & Transportation(立地と交通)」が加えられ、設計の早い段階からプロジェクトに関わる全ての者の参画を推奨したり、v3の「Sustainable Site」から立地条件に関係する評価項目が新たなカテゴリーとして切り離されました。また、建物用途毎(学校・商業施設・医療施設・データセンター・宿泊施設・物流施設・住宅系)に評価ツールが分けられ、使用状況や特性に合わせた評価システムを選択できるようになりました。
2018年にLEED v4.1が発表され、使用できるようになりました。当面はv4と並行で運用されます。また、期間は定められていませんが、現在はv4で登録したプロジェクトは一部だけv4.1の項目を使用することも認められています。
LEED v4では、原則として全館禁煙が必須条項です。
しかしながら、日本の文化的背景を鑑み、日本だけで使うことのできるAlternative Compliance Path(例外)が作られました。この日本適用除外ルールを使用するには、建設地の周辺が条例で屋外禁煙である等、様々な条件があります。また喫煙室の仕様にも制約があり、運用時の監視も必要になってきます。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
http://www.usgbc.org/node/8263351
※尚、要件は随時変更になる可能性があります。
LEED認証の評点の算定方法は加点積上げ方式の110点満点(10点はボーナスポイント)で、各評価項目(Credit)の基準をクリアするごとに加算されます。ただし、評価項目のなかには加点対象とならない必須要求事項(Prerequisite)があり、この基準をクリアしないと、たとえ取得点数が認証レベルを上回っていても認証を受けることができません。また、合計点が40点に満たない場合も認証が受けられないため、環境配慮に対する一定水準のレベルに達している建物だけがLEED認証を取得できるシステムになっていると言えます。そのため、LEED認証の第一ステップとしては必須要求事項(Prerequisite)を満足しているかどうかを確認し、基準未達による足切りがないことを確認してから、認証レベルに必要なポイントを戦略的に積み上げていくことが必要です。
認証レベルは合計獲得ポイントに応じて、4つのランクに格付けされます。
プラチナ Platinum(80 points or more)
ゴールド Gold(60~79 points)
シルバー Silver(50~59 points)
標準認証 Certified(40~49points)
米国では民間の不動産だけでなく、州政府や地方自治体の建物に対しても助成金などの直接的なインセンティヴが与えられる仕組みがありますが、日本であまりないのが実情です。むしろ、格付けをすることで他の建築物との差別化を図り、優れた環境性能を対外的に示す客観的な指標として活用するケースが多くなっています。つまり、企業がどれだけ環境負荷の低減に真摯に取組んでいるかを積極的にアピールする広告戦略の一部として活用したり、環境への意識が高い外資系企業の誘致、良好な職場環境の実現による知的生産性向上といった副次的な経済効果を狙うケースが多いのが特徴です。加えて、国際的な不動産マーケットにおける環境不動産としてのベンチマークとしてもLEED認証の役割は大きくなっています。
LEED認証は第三者機関であるGBCI(Green Business Certification Inc:グリーンビルディング認証協会)により基準適合の審査が行われ、認証が交付されます。その申請に際しては“LEED Online”というWEBサイトを通じて行い、プロジェクト登録、申請、指摘対応といったプロセスのすべてがそのオンライン上で一括管理されます。審査は設計段階と施工段階の2度に分けて行うことが可能で、それぞれの段階で審査する評価項目が決められています。そして最終的に審査結果を申請者側が受け入れ、認証レベルに達していれば獲得ポイントに応じたランクの認証が交付されます。
LEED認証のプロセスにおいて重要な役割を果たすのがLEED AP(LEED Accredited Professional)*と呼ばれるLEEDに関する専門知識を有する技術者です。このLEED APがプロジェクトに参加することで、各クレジットの要件を満たすためのアドバイスや認証プロセスのサポートを提供するだけでなく、プロジェクトそのものにボーナスポイント(1pt)が加点されるなどのメリットがあります。
*LEED APの専門資格は、GBCIが実施する2段階試験に合格した者に与えられます。主にLEED AP(BD+C:新築)、LEED AP(ID+C:テナント所掌部)、LEED AP(EBO&M:既存)、LEED AP(ND:近隣街区)の各専門分野に分かれており、評価システム毎にその職能を発揮することが期待されています。
申請に際しては、まずLEED Onlineでプロジェクト登録時に一律金額を、それに加えて申請時に評価システム種別や床面積加算によって算出される申請料が必要となります。GBCIに支払う具体的な費用の詳細については下記ウェブサイトをご覧ください。
http://www.usgbc.org/cert-guide/fees#bdc