避難安全検証法においては、床面積や天井高さ等の値以外にも、告示で定められた数値を用いる必要があります。ここでは、それらの数値について解説します。
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P72
居室の種類 | 用途の特徴 | その他これに類する ものの例 |
在館者密度 (人/㎡) |
|
---|---|---|---|---|
住宅の居室 | 居住の目的とするもの。 | 下宿・寄宿舎の居室 | 0.060 | |
住宅以外の建築物における寝室 | 固定ベッドの 場合 |
専ら就寝することを目的とするもの。 | ホテル・旅館の客室 宿直室・仮眠室 |
ベッド数 /床面積 |
その他の場合 | 0.160 | |||
事務室 会議室 その他 |
事務の執務に使われるもの。 事務室に隣接して設けられた打合せ等に利用されるもの。 (貸会議室は除く。) 執務をする室や、作業をする室等で一般的に使われる値です。 |
学校の教員室・職員室 飲食店の厨房 マーケット等の調理作業室 リフレッシュコーナー、打合せコーナー 社長室、役員室、応接室 中央管理室、防災センター |
0.125 | |
教室 | 主に机と椅子を並べて使うもの。 | 貸会議室、研修室 | 0.700 | |
百貨店 又は 物品販売業を営む店舗 |
売場の部分 | 商品の間を自由に移動できるもの。 店舗内の通路を含む。 |
マーケット 遊技場、ゲームセンター |
0.500 |
売場に附属する通路の部分 | 連続式店舗の共用の部分 | ショッピングモールの通路・待合 | 0.250 | |
飲食室 | 主に、机と椅子を並べて、飲食に利用するもの 教室や飲食室等、机が並んでいて、たくさんの人がいることが想定されるような室は高めの数値に。 |
料理店、レストラン、喫茶店、コーヒーショップ、喫茶室、ティーラウンジ、キャバレー、カフェー、ナイトクラブ、バー、ダンスホール、カラオケルーム | 0.700 | |
劇場、映画館 演芸場、観覧場 公会堂、集会場 その他 |
固定席の場合 | 主に不特定かつ多数の人が高密度で利用するもの | イベントホール 式場、宴会場 会議場 ディスコ、ライブハウス |
座席数 /床面積 |
その他の場合 | 1.500 | |||
展示室その他 | 展示の周囲を自由に回遊できるもの。 | 図書室(閲覧スペース)、博物館、美術館、ギャラリー、ショールーム | 0.500 | |
※原則、検証時に使用する値はこの表の値の中から選択します。 ※1室に複数の用途が混在する場合は、各用途に利用される部分の床面積に、それぞれの用途の在館者密度を掛けて在館者数を求め、合計した物を当該室の在館者数とします。 |
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P86
室の種類 | 発熱量 (MJ/㎡) |
|||
---|---|---|---|---|
(一) | 住宅の居室住宅の居室はかなり高い値になっていることも、 検証法がクリアしづらい要因です。 |
720 | ||
住宅以外の建築物における 寝室 |
240 | |||
(二) | 事務室その他これに類するもの事務室も高めの値になっているため、天井高さの低い扉 1ヶ所の事務所ではクリアしにくくなっています。 |
560 | ||
会議室その他これに類するもの | 160 | |||
(三) | 教室 | 400 | ||
体育館のアリーナその他これに類するもの | 80 | |||
博物館又は美術館その他これらに類するもの | 240 | |||
(四) | 百貨店又は物品販売業を営む店舗 その他これらに類するもの |
家具又は書籍の売場その他これらに類するもの | 960 | |
その他の部分 | 480 | |||
飲食店その他の飲食室 | 簡易な食堂 | 240 | ||
その他の飲食室 | 480 | |||
(五) | 劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会室 その他これらに類する用途に供する室 |
客席部分 | 固定席の場合 | 400 |
その他の部分 | 480 | |||
舞台部分 | 240 | |||
(六) | 自動車車庫又は自動車修理工場 | 車室その他これに類するもの | 240 | |
車路その他これに類するもの | 32 | |||
(七) | 廊下、階段その他の通路 | 32 | ||
玄関ホール、ロビーその他これらに類するもの | 劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂若しくは集会場その他これらに類する用途 又は百貨店若しくは物品販売業を営む店舗その他これらに類するもの |
160 | ||
その他のもの | 80 | |||
(八) | 昇降機その他の建築設備の機械室 | 160 | ||
(九) | 屋上広場又はバルコニー | 80 | ||
(十) | 倉庫その他の物品の保管の 用に供する室倉庫は非常に大きな値になっています。 ちなみに、この数値より大きくなることが想定されるような室が ある場合は、検証法は適用できません。 |
2,000 | ||
※告示の表に記載されていない用途については、室の用途上の特徴や持ち込まれる可燃物の種類・量等を勘案して、告示記載の用途に「類するもの」として設定します。 ※1室に複数の用途が混在する場合は、各用途に利用される部分の床面積が当該室の床面積に占める割合に応じて求めた平均値とします。 |
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P69
建物又は居室の用途 | 建築物の部分 の種類 |
避難の方向 | 歩行速度 (m/分) |
---|---|---|---|
劇場その他これに類する用途 [不特定の人が使用] |
階段 | 上り | 27 |
下り | 36 | ||
客席部分 | – | 30 | |
その他の部分 | – | 60 | |
百貨店、展示場その他これらに類する用途 [不特定の人が使用] 又は共同住宅、ホテルその他これらに類する用途 [就寝状態有り] (病院、診療所及び児童福祉施設等を除く) |
階段 | 上り | 27 |
下り | 36 | ||
その他の部分 | – | 60 | |
学校、事務所その他これらに類する用途 [建物に慣れた特定の人が利用] |
階段 | 上り | 35 |
下り | 47 | ||
その他の部分 | – | 78 |
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P85
当該居室の壁及び天井の室内に面する部分の仕上げの種類 | αm |
---|---|
不燃材料でした仕上げ | 0.0035 |
準不燃材料でした仕上げ | 0.0140 |
令第128条の5第1項第一号に掲げる仕上げ [難燃] | 0.0560 |
木材その他これに類する材料でした仕上げ | 0.3500 |
※異種性能の内装材量を混在して使用する場合、原則として、最も性能の低い材料のαmを採用します。 ※内装制限の対象とならない腰壁部分や廻り縁、床は対象になりません |
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P116
室の種類 | 開口部の構造 | 限界煙層高さ (m) |
---|---|---|
直通階段に面する開口部を有する室 | ― | 1.8 |
その他の室 | 常時閉鎖式の防火設備若しくは随時閉鎖することができ、かつ煙感知器と連動する自動閉鎖装置を設けた防火設備 [常閉or煙感] | 当該室の床面から各開口部の中心までの高さのうち最大のもの |
その他の構造 [熱感] | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のもの |
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P119
壁及び開口部の構造 | 煙等発生量 |
---|---|
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第二号に規定する防火設備[遮煙性能有り]が設けられている場合 | Vs=0.2Aop |
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第一号に規定する防火設備が設けられている場合 | Vs=2Aop |
その他の場合隣室の煙がそのまま伝播する。 | Vs=max(Vso-Ve,0)※1 |
※火災室以外の室の煙等発生量を求める際に防火設備としてみなすには、令第112条第19項一号又は二号に該当するものとする必要があります。 ※ガラス部分については、煙伝播が生じる部分として考える必要があります。 ※Aop:開口部の面積の合計(㎡) |
「避難安全検証法(時間判定法)の解説及び計算例とその解説」 P15
告示に示されている室 | 室の特徴 | その他これらに類するものの例 | |
---|---|---|---|
第一号 | ①昇降機その他の建築設備の機械室 | 燃えるものが極めて少ない | 空調機械室、水槽室、ポンプ室(変電設備・ボイラー室等は除く) |
②不燃性の物品を保管する室 | 基本的に在室者がいない | 冷蔵室、冷凍室、機械式駐車場 | |
第二号 | ①廊下、階段その他の通路 | 燃えるものが極めて少ない | 玄関、エントランスホール、EVホール、階段付室、風除室、車路、エスカレーター |
②便所 | 在室者が長時間継続的に利用しない | 浴室、化粧室、湯沸室(裸火使用無し)、金庫室 | |
※内装は準不燃仕上げ以上とすること。 |
避難安全検証法を使った場合に、どの程度の減額効果が見込めるか興味はありませんか?
当社でサンプルプランを作成し、その場合の減額効果を試算してみましたので、避難安全検証法を採用する際の目安として参考にして頂ければと思います
【建築物概要】
・ 用途 :物販店舗
・ 階数 :1階(平屋)
・ 延床面積 :約2,000㎡
・ 火災室数 :6室
・ 検証方法 :全館避難安全検証法(ルートB1)
削減コスト:約4,000,000円+α
【別途 避難安全検証法コンサルティング費用:約300,000円】
※削減コストは下記モデルプランの変更内容を基に算出しています。
※上記金額は参考金額です。
(コスト算出にあたり使用した工事単価は当社にて想定したものになります。)
規模・レイアウト等のその他諸条件によっても金額は異なります。
(コンサルティング費用についても同様です。)
検証法適用前
検証法適用後
【建築物概要】
・ 用途 :物流倉庫
・ 階数 :2階
・ 延床面積 :約6,000㎡/フロア
・ 火災室数 :6室/1フロア
・ 検証方法 :階避難安全検証法(ルートB1)
削減コスト:約30,000,000円+α
【別途 避難安全検証法コンサルティング費用:約1,000,000円】
※削減コストは下記モデルプランの変更内容を基に算出しています。
※上記金額は参考金額です。
(コスト算出にあたり使用した工事単価は当社にて想定したものになります。)
規模・レイアウト等のその他諸条件によっても金額は異なります。
(コンサルティング費用についても同様です。)
検証法適用前
検証法適用後
【建築物概要】
・ 用途 :事務所
・ 階数 :15階
・ 延床面積 :約3,000㎡/フロア
・ 火災室数 :5室/1フロア
・ 検証方法 :全館避難安全検証法
【適用除外項目】
・ 施行令112条7項 「11階以上の100㎡区画」
・ 施行令123条3項2号 「附室の排煙設備の設置」
・ 施行令126条の2 「排煙設備の設置」
・ 上記に係る法定点検
削減コスト:約100,000,000円+α
【別途 避難安全検証法コンサルティング費用:約2,500,000円】
規模・レイアウト等のその他諸条件によっても金額は異なります。
(コンサルティング費用についても同様です。)
検証法適用前
検証法適用後
建築基準法施行令第128条の7
建築基準法施行令第129条
建築基準法施行令第129条の2
平成12年建設省告示第1440号
令和3年国土交通省告示第474号
令和3年国土交通省告示第475号
令和3年国土交通省告示第476号
令和2年国土交通省告示第509号
令和2年国土交通省告示第510号
令和2年国土交通省告示第511号
建築基準法施行令第112条第7項
建築基準法施行令第112条第11項
建築基準法施行令第112条第12項
建築基準法施行令第112条第13項
建築基準法施行令第112条第18項
建築基準法施行令第119条
建築基準法施行令第120条
建築基準法施行令第123条第1項
建築基準法施行令第123条第2項
建築基準法施行令第123条第3項
建築基準法施行令第124条第1項
建築基準法施行令第125条第1項
建築基準法施行令第125条第3項
建築基準法施行令第126条の2
建築基準法施行令第126条の3
建築基準法施行令第128条の5
※代表的な地方自治体のみを抜粋しています。
≪都道府県≫
埼玉県 高層建築物等の防災計画の届出
福井県 防災計画書作成要領
大阪府 防災評定
兵庫県 高層建築物防災計画書の作成
≪市町村≫
大阪市 大阪市における防災計画書の取り扱いについて
神戸市 防災計画書
当該居室の種類 | 居室避難開始時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
当該居室を通らなければ避難することができない部分がない場合又は当該居室を通らなければ避難することができない全ての部分が当該居室への出口(幅が60cm未満であるものを除く。)を有する場合 | ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他の場合 | ![]() |
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この表において、tstart(room)、Lwall(room)、αroom及びt0(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする。
tstart(room) 居室避難開始時間(単位 min) αroom,i = max(1.51 × 10-4ql,0.0125) × km
km 内装燃焼係数(令和3年国土交通省告示第475号第一号イに規定する内装燃焼係数をいう。 t0(room) 次の式によって計算した当該居室の燃焼拡大補正時間(単位 min)
|
当該居室等の種類 | 居室出口滞留時間 | 居室出口通過時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
準耐火構造の壁若しくは準不燃材料で造り、若しくは覆われた壁又は10分間防火設備で区画されたもの | tcrowd(room) ≦ 3 である場合 |
![]() |
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tcrowd(room) > 3 である場合 |
![]() |
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その他のもの | tcrowd(room) ≦ 1.5 である場合 |
![]() |
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tcrowd(room) > 1.5 である場合 |
![]() |
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この表において、tcrowd(room)、tpass(room),i、lroom及びvcrowdは、それぞれ次の数値を表すものとする。
tcrowd(room) 当該居室等の用途及び当該避難経路上にある当該居室の出口の幅の合計に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した居室出口滞留時間(単位 min)
tpass(room),i 居室出口通過時間(単位 min)
|
当該居室 の煙層上昇温度 | 居室避難完了時間 | 居室煙層下端高さ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ΔTr,room > 180 である部分 | – | Zroom = 0 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ΔTr,room ≦ 180 である部分 |
![]() である部分 |
– | Zroom = 1.8 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() である場合 |
![]() である場合 |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() である場合 |
![]() |
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この表においてΔTr,room、Zroom、tpass(room)、tescape(room)、ρr,room、Aroom、Hroom、hroom、Zphaze1(room)、Vs(r,room)、及びVe(r,room)は、それぞれ次の数値を表するものとする。
ΔTr,room 居室避難完了時間に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該居室の煙層上昇温度(単位 ℃)
Zroom 居室煙層下端高さ(単位 m) この式において、ρr,room及び ΔTr,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Aroom 当該居室の床面積(単位 ㎡) この式において、Zphaze1(room)、ρr,room、Aroom、Hroom及びhroomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Vs(r,room) 次の式によって計算した当該居室の煙等発生量(単位 ㎥/min) この式において、Vs(r,room)、Qr,room、Zphase1(room)、hroom及びρr,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve(r,room) 次の式によって計算した当該居室の有効排煙量(単位 ㎥/min) この式において、Ve(r,room)、Aroom、Hst(room)、Htop(room)、及びEr,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。
|
当該区画部分の用途 | 区画避難開始時間 |
共同住宅、ホテルその他これらに類する用途 (病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) |
![]() |
その他の用途(病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)及び児童福祉施設等(通所のみに利用されるものを除く。)を除く。) | ![]() |
この表において、tstart(comp)、Lwall(comp)、αcomp及びt0(comp)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tstart(comp) 区画避難開始時間(単位 min) Lwall(comp) 当該火災室の周長(単位 m) αcomp 次の式によって計算した当該火災室又は当該火災室に隣接する室(当該火災室と準耐火構造の壁若しくは準不燃材料で造り、若しくは覆われた壁又は10分間防火設備で区画されたものを除く。以下同じ。)の火災成長率のうち最大のもの(以下「火災室火災成長率」という。) αcomp,i = max{5.8 × 10-4(0.26ql1/3 – φsp)ql2/3, 0.0125} × km αcomp,i 当該火災室又は当該火災室に隣接する室の火災成長率 t0(comp) 次の式によって計算した当該火災室の燃焼拡大補正時間(単位 min) |
区画出口滞留時間 | 区画出口通過時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
tcrowd(comp) ≦ 3 である場合 | ![]() |
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tcrowd(comp) > 3 である場合 | ![]() |
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この表において、tcrowd(comp)、tpass(comp),i、lcomp、vcrowd及びN’は、それぞれ次の数値を表すものとする。
tcrowd(comp) 当該区画部分の用途及び当該避難経路上にある当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への出口の幅の合計に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した区画出口滞留時間(単位 min)
tpass(comp),i 区画出口通過時間(単位 min) |
区画避難完了時間 | 火災室隣接部分の煙層上昇温度 | 当該火災室に おける漏煙 開始時間 |
火災室隣接部分の煙層下端高さ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
tescape(comp) > 10 である場合 |
- | - | Zcomp = 0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
tescape(comp)≦ 10 である場合 |
ΔTc,comp > 180 である場合 | - | Zcomp = 0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ΔTc,comp≦ 180 である場合 |
![]() である場合 |
- | Zcomp = 1.8 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() である場合 |
tescape(comp)≦ td(room) である場合 |
Zcomp = Hcomp | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
tescape(comp) > td(room) である場合 |
![]() |
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この表において、tescape(comp)、Zcomp、ΔTc,comp、tpass(comp)、td(room)、Hcomp、Vs(c,comp)、Ve(c,comp)及びAcompは、それぞれ次の数値を表すものとする。 tescape(comp) 前号に規定する区画避難完了時間(単位 min) Zcomp 火災室隣接部分の煙層下端高さ(単位 m) ΔTc,comp 次の式によって計算した火災室隣接部分の煙層上昇温度(単位 ℃) ![]() この式において、ΔTc,comp、Qc,comp及び Aw(comp)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 ΔTc,comp 火災室隣接部分の煙層上昇温度( 単位度) Qc,comp 次の式によって計算した当該火災室からの噴出熱気流の運搬熱量(単位 kW) ![]() この式において、Qc,comp、md、ρc,room、Ec,room、Cd、Ad、Aa(comp,r)、Aa(c,room)及びΔTc,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Qc,comp 当該火災室からの噴出熱気流の運搬熱量(単位 kW) md 次に掲げる式によって計算した当該火災室からの噴出熱気流の質量流量(単位 kg/s) ![]() この式において、md、Hd(max)、Cd、Ad、Cw、Bw及びHwは、それぞれ次の数値を表すものとする。 md 当該火災室からの噴出熱気流の質量流量(単位 kg/s) Hd(max) 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた各開口部の下端のうち最も低い位置から当該各開口部の上端のうち最も高い位置までの高さ(単位 m) Cd 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に定める当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の開口率
Ad 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の開口面積(単位 ㎡)
Bw 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁の幅(単位 m) ρc,room 次の式によって計算した区画避難完了時間が経過した時における当該火災室の煙層密度(以下単に「当該火災室の煙層密度」という。) (単位 kg/㎥)
ρc,room 当該火災室の煙層密度(単位 kg/㎥)
Ec,room 当該火災室に設けられた限界煙層高さ有効開口部(壁又は天井に設けられた開口部の床面からの高さが限界煙層高さ(令和2年国土交通省告示第509号第四号に規定する限界煙層高さをいう。以下同じ。)以上の部分をいう。以下同じ。)の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該火災室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放される当該火災室に設けられた他の限界煙層高さ有効開口部のうち当該限界煙層高さ有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下「他の限界煙層高さ有効開口部」という。)の排煙量の合計のうち最小のもの(当該火災室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類が同表(二)に掲げるものである場合にあっては、当該火災室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び他の限界煙層高さ有効開口部の排煙量の合計のうち最小のもの又は当該火災室に設けられた給気口(当該火災室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計に550を乗じたもののうち、いずれか小さい数値。以下「当該火災室の排煙量」という。)(単位 ㎥/min)
Cd 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の開口率 この式において、td(room)、Aroom、Zphase1(comp)、Hlim、Vs(c,room)、Ve(c,room)及びtm(comp)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tm(room) 当該火災室における漏煙開始時間(単位 min) この式において、Zphase1(comp)、ρc,room、Aroom、Hroom、hroom及びHlimは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Hlim 限界煙層高さ(単位 m) この式において、Vs(c,room)、Qc,room、Zphase1(comp)、hroom、Hlim及びρc,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、Ve(c,room)、Aroom、Hst(room)、Hlim、Htop(room)及びEc,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、Vs(c,comp)、Qc,comp、Hcomp、hcomp及びρc,compは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、ρc,comp及びΔTc,compは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、Ve(c,comp)、Acomp、Hst(comp)、 Htop(comp)及びEc,compは、それぞれ次の数値を表すものとする。
Acomp 当該火災室隣接部分の床面積(単位 ㎡) |
各火災室隣接部分の煙層下端高さのうち最小のもの | 火災室隣接部分以外の部分の煙層下端高さ |
1.8m以上である場合 | 1.8 |
1.8m未満である場合 | 0 |
当該居室の種類 | 居室避難開始時間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(一) | 当該居室及び当該居室を通らなければ避難することができない建築物の部分(以下「当該居室等」という。)が病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)又は児童福祉施設等(令第115条の3第一号に規定する児童福祉施設等をいう。以下同じ。)(通所のみにより利用されるものを除く。)の用途に供するものである場合 | ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(二) | 当該居室を通らなければ避難することができない部分がない場合又は当該居室を通らなければ避難することができない全ての部分が当該居室への出口(幅が60cm未満であるものを除く。)を有する場合((一)に掲げるものを除く。) | ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(三) | その他の場合 | ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この表において、tstart(room)、Lwall(room)、αroom及びt0(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tstart(room) 居室避難開始時間(単位 min) Lwall(room) 当該居室の周長(単位 m) αroom 次の式によって計算した当該居室又は当該居室に隣接する室(当該居室と準耐火構造の壁若しくは準不燃材料で造り、若しくは覆われた壁又は令第112条第12項に規定する10分間防火設備(以下単に「10分間防火設備」という。)で区画されたものを除く。以下同じ。)の火災成長率のうち最大のもの(以下「居室火災成長率」という。)
km 当該室の内装仕上げの種類に応じ、それぞれ次の表に定める内装燃焼係数
t0(room) 次の式によって計算した当該居室の燃焼拡大補正時間(単位 min) この式において、t0(room)及びαroomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 |
当該居室等の種類 | 居室避難経路等の部分の収容可能人数 | 居室出口滞留 時間 |
居室出口通過時間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)又は児童福祉施設等(通所のみにより利用されるものを除く。)の用途に供するもの | Pco ≧ Proomである場合 | - | ![]() |
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その 他の もの |
準耐火構造の壁若しくは準不燃材料で造り、若しくは覆われた壁又は10分間防火設備で区画されたもの | - | tcrowd(room) ≦ 3 である場合 |
![]() |
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- | tcrowd(room) > 3 である場合 |
![]() |
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その他のもの | - | tcrowd(room) ≦ 1.5 である場合 |
![]() |
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- | tcrowd(room) > 1.5 である場合 |
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この表において、Pco、Proom、tpass(room),i、lroom、vcrowd及びtcrowd(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする Pco 次の式によって計算した居室避難経路等の部分の収容可能人数(単位 人) ![]() この式において、Pco、kco、Aco及びanは、それぞれ次の数値を表すものとする Pco 居室避難経路等の部分の収容可能人数(単位 人) kco 居室避難経路等の部分の各部分の種類に応じ、それぞれ次の表に定める有効滞留面積率
Aco 居室避難経路等の部分の各部分(当該部分が階段室である場合にあっては、当該居室の存する階からその直下階までの階段室(当該居室の存する階が地階である場合にあっては当該居室の存する階からその直上階までの階段室、当該居室の存する階が避難階である場合にあっては当該居室の存する階の階段室)に限る。)の床面積(単位 ㎡)
Proom 次の式によって計算した在室者のうち当該避難経路上にある当該居室の出口を通って避難する者の数(単位 人)
Aarea(room) 当該居室等の各部分の床面積(単位 ㎡) tpass(room),i 居室出口通過時間(単位 min)
tcrowd(room) 当該居室等の用途及び当該避難経路上にある当該居室の出口の幅の合計に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した居室出口滞留時間(単位 min)
Rst(room) 次の式によって計算した当該避難経路上の各階段(当該居室等に設けられた階段を除く。以下このロにおいて同じ。)又は直通階段の有効流動量のうち最小のもの(単位 人/min) Rst(room),i = Dst(room)Nst(room) Rst(room) 当該避難経路上の各階段又は直通階段の有効流動量(単位 人/min)
tcrowd(room) 居室出口滞留時間(単位 min) |
当該居室の煙層上昇温度 | 居室避難完了時間 | 居室煙層下端高さ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ΔTr,room > 180 である部分 | – | Zroom = 0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ΔTr,room ≦ 180 である部分 |
![]() である部分 |
– | Zroom = 1.8 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() である場合 |
![]() である場合 |
![]() |
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![]() である場合 |
![]() |
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この表においてΔTr,room、Zroom、tpass(room)、tescape(room)、ρr,room、Aroom、Hroom、hroom、Zphaze1(room)、Vs(r,room)、及びVe(r,room)は、それぞれ次の数値を表するものとする。 ΔTr,room 居室避難完了時間に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該居室の煙層上昇温度(単位 ℃)
Zroom 居室煙層下端高さ(単位 m) この式において、ρr,room及びΔTr,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、Zphaze1(room)、ρr,room、Aroom、Hroom及びhroomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Vs(r,room) 次の式によって計算した当該居室の煙等発生量(単位 ㎥/min) この式において、Vs(r,room)、Qr,room、Zphase1(room)、hroom及びρr,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve(r,room) 次の式によって計算した当該居室の有効排煙量(単位 ㎥/min) この式において、Ve(r,room)、Aroom、Hst(room)、Htop(room)、及びEr,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve(r,room) 当該居室の有効排煙量(単位 ㎥/min)
|
当該階の各室等の用途 | 階避難開始時間 | ||||||
病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)又は児童福祉施設等(通所のみにより利用されるものを除く。) | ![]() |
||||||
共同住宅、ホテルその他これらに類する用途(病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) | ![]() |
||||||
その他の用途 | ![]() |
||||||
この表において、tstart(floor)、Lwall(floor)、αfloor及びt0(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tstart(floor) 階避難開始時間(単位 min) Lwall(floor) 当該火災室の周長(単位 m) αfloor 次の式によって計算した当該火災室又は当該火災室に隣接する室(当該火災室と準耐火構造の壁若しくは準不燃材料で造り、若しくは覆われた壁又は10分間防火設備で区画されたものを除く。以下同じ。)の火災成長率のうち最大のもの(以下「火災室火災成長率」という。) αfloor,i = max{5.8 × 10-4(0.26ql1/3 – φsp)ql2/3, 0.0125} × km
この式において、αfloor,i、ql、φsp及び、kmは、それぞれ次の数値を表すものとする。 αfloor,i 当該火災室又は当該火災室に隣接する室の火災成長率
ql 第一号イに規定する積載可燃物の1㎡当たりの発熱量(単位 Mj/㎡) φsp 当該室の種類に応じ、それぞれ次の表に定める燃焼表面積低減率
km 内装燃焼係数 t0(floor) 次の式によって計算した当該火災室の燃焼拡大補正時間(単位 min) ![]() この式において、t0(floor)及びαfloorは、それぞれ次の数値を表すものとする。
t0(floor) 当該火災室の燃焼拡大補正時間(単位 min) αfloor 火災室火災成長率 |
当該階の各室等の用途 | 当該階の種類 | 当該直通階段の 種類 |
階出口滞留 時間 |
階出口通貨時間 |
病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)又は児童福祉施設等(通所のみにより利用されるものを除く。) | 避難階 | - | - | ![]() |
避難階以外の階(当該階に設けられた)直通階段の階段室と屋内とを連絡するバルコニー又は付室の床面積(バルコニーで床面積がないものにあっては、床部分の面積)の合計が当該階にあるベッドの数に4を乗じた数値以上であるものに限る。) | - | - | ![]() |
|
その他の用途 | 避難階 | - | tcrowd(floor) ≦ 3 である場合 |
![]() |
tcrowd(floor) > 3 である場合 |
![]() |
|||
避難階以外の階 | 屋内と階段室とが附室を通じて連絡しており、かつ、屋内と付室とが準耐火構造の壁又は法第2条第九号の二ロに規定する防火設備(令第112条第19項第二号に規定する構造であるものに限る。)で区画された直通階段 | tcrowd(floor) ≦ 6 である場合 |
![]() |
|
tcrowd(floor) > 6 である場合 |
![]() |
|||
その他の直通階段 | tcrowd(floor) ≦ 3 である場合 |
![]() |
||
tcrowd(floor) > 3 である場合 |
![]() |
当該階の各室等の用途 | 当該避難経路上にある当該階から直通階段への出口の幅の合計 | 階出口滞留時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||
児童福祉施設等(通所のみにより利用されるものに限る。) | 90Bfloor ≦ Rst(floor) である場合 | ![]() |
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90Bfloor > Rst(floor) である場合 | ![]() |
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その他の用途 | 90Bfloor ≦ Rst(floor) である場合 | ![]() |
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90Bfloor > Rst(floor) である場合 | ![]() |
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この表においてBfloor、Rst(floor)、tcrowd(floor)、及びPfloorは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Bfloor 当該避難経路上にある当該階から直通階段への出口の幅の合計(単位 m) Rst(floor) 次の式によって計算した当該避難経路上の直通階段の有効流動量(単位 人/min) Rst(floor) = Dst(floor)Nst(floor) この式において、Rst(floor)、Dst(floor)及びNst(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。
tcrowd(floor) 階出口滞留時間(単位 min) この式において、Pfloor、ρ、Aarea(floor)、Bfloor及びBload(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 N’ 当該建築物の階数 |
階避難完了時間 | 火災室隣接部分の 煙層上昇温度 |
当該火災室における漏煙開始時間 | 火災室隣接部分の 煙層下端高さ |
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tescape(floor) > 10 である場合 |
- | Zfloor = 0 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
tescape(floor)≦ 10 である場合 |
ΔTf,floor > 180 である場合 | - | Zfloor = 0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ΔTf,floor≦ 180 | ![]() |
- | Zfloor = 1.8 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() である場合 |
tescape(floor)≦ td(room) | Zfloor = Hfloor | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
tescape(floor) > td(room) である場合 |
![]() |
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この表において、tescape(floor)、Zfloor、ΔTf,floor、tpass(floor)、td(room)、Hfloor、Vs(f,floor)、Ve(f,floor)及びAfloorは、それぞれ次の数値を表すものとする。 tescape(floor) 前号に規定する階避難完了時間(単位 min) Zfloor 火災室隣接部分の煙層下端高さ(単位 m) ΔTf,floor 次の式によって計算した火災室隣接部分の煙層上昇温度(単位 ℃) ![]() この式において、ΔTf,floor、Qf,floor及び Aw(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 ΔTf,floor 火災室隣接部分の煙層上昇温度(単位 ℃) Qf,floor 次の式によって計算した当該火災室からの噴出熱気流の運搬熱量(単位 kW) ![]() この式において、Qf,floor、md、ρf,room、Ef,room、Cd、Ad、Aa(floor,r)、Aa(f,room)及びΔTf,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Qf,floor 当該火災室からの噴出熱気流の運搬熱量(単位 kW) md 次に掲げる式によって計算した当該火災室からの噴出熱気流の質量流量(単位 kg/s) ![]() この式において、md、Hd(max)、Cd、Ad、Cw、Bw及びHwは、それぞれ次の数値を表すものとする。 md 当該火災室からの噴出熱気流の質量流量(単位 kg/s) Hd(max) 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた各開口部の下端のうち最も低い位置から当該各開口部の上端のうち最も高い位置までの高さ(単位 m) Cd 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に定める当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の開口率
Ad 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の開口面積(単位 ㎡)
Bw 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁の幅(単位 m) ρf,room 次の式によって計算した階避難完了時間が経過した時における当該火災室の煙層密度(以下単に「当該火災室の煙層密度」という。) (単位 kg/㎥)
ρf,room 当該火災室の煙層密度(単位 kg/㎥)
Ef,room 当該火災室に設けられた限界煙層高さ有効開口部(壁又は天井に設けられた開口部の床面からの高さが限界煙層高さ(令和2年国土交通省告示第510号第四号に規定する限界煙層高さをいう。以下同じ。)以上の部分をいう。以下同じ。)の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該火災室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放される当該火災室に設けられた他の限界煙層高さ有効開口部のうち当該限界煙層高さ有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下「他の限界煙層高さ有効開口部」という。)の排煙量の合計のうち最小のもの(当該火災室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類が同表(二)に掲げるものである場合にあっては、当該火災室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び他の限界煙層高さ有効開口部の排煙量の合計のうち最小のもの又は当該火災室に設けられた給気口(当該火災室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計に550を乗じたもののうち、いずれか小さい数値。以下「当該火災室の排煙量」という。) (単位 ㎥/min)
Cd 当該火災室の当該火災室隣接部分に面する壁に設けられた開口部の開口率 Aw(floor) 当該火災室隣接部分の壁(基準点からの高さが1.8m以下の部分を除く。)及び天井の室内に面する部分の表面積(単位 ㎡) tpass(floor) 前号ロに規定する階出口通過時間のうち最大のもの(単位 min) この式において、td(room)、Aroom、Zphase1(floor)、Hlim、Vs(f,room)、Ve(f,room)及びtm(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 td(room) 当該火災室における漏煙開始時間(単位 min) この式において、Zphase1(floor)、ρf,room、Aroom、Hroom、hroom及びHlimは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Zphase1(floor) 火災発生後100秒間が経過した時における火災室煙層下端高さ(単位 m) Hlim 限界煙層高さ(単位 m) この式において、Vs(f,room)、Qf,room、Zphase1(floor)、hroom、Hlim及びρf,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve(f,room) 次の式によって計算した当該火災室の有効排煙量(単位 ㎥/min) この式において、Ve(f,room)、Aroom、Hst(room)、Hlim、Htop(room)及びEf,roomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 tm(floor) 火災室燃焼抑制時間(単位 min) Hfloor 当該火災室隣接部分の基準点から天井までの高さの平均(単位 m) この式において、Vs(f,floor)、Qf,floor、Hfloor、hfloor及びρf,floorは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、ρf,floor及びΔTf,floorは、それぞれ次の数値を表すものとする。 この式において、Ve(f,floor)、Afloor、Hst(floor)、 Htop(floor)及びEf,floorは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ef,floor 当該火災室隣接部分に設けられた有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該火災室隣接部分に設けられた各有効開口部及び当該有効開口部の開放に伴い開放される当該火災室隣接部分に設けられた他の有効開口部のうち当該有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下「他の有効開口部」という。)の排煙量の合計のうち最小のもの(当該火災室隣接部分に設けられた有効開口部の種類が同表(二)に掲げるものである場合にあっては、当該火災室隣接部分に設けられた各有効開口部及び他の有効開口部の排煙量の合計のうち最小のもの又は当該火災室隣接部分に設けられた給気口(当該火災室隣接部分に設けられた有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計に550を乗じたもののうち、いずれか小さい数値)(単位 ㎥/min)
Afloor 当該火災室隣接部分の床面積(単位 ㎡) |
各火災室隣接部分の煙層下端高さのうち最小のもの | 火災室隣接部分以外の部分の煙層下端高さ |
1.8m以上である場合 | 1.8 |
1.8m未満である場合 | 0 |
この式において、Aatt、kr、p及びAroom(st)は、それぞれ次の数値を表すものとする。
Aatt 必要付室面積(単位 ㎡)
kr 当該階の各室及び当該階を通らなければ避難することができない建築物の部分(以下このイにおいて「当該階の各室等」という。)の用途に応じ、それぞれ次の表に定める自力避難困難者混在率
当該階の各室等の用途 | 自力避難困難者混在率 |
児童福祉施設等(建築基準法施行令(以下「令」という。)第115条の3第一号に規定する児童福祉施設等をいう。以下同じ。)(通所のみにより利用されるものに限る。) | 1.0 |
その他の用途(病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)及び児童福祉施設等を除く。) | 0.02 |
当該建築物の用途 | 避難開始時間 |
共同住宅、ホテルその他これらに類する用途(病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) | ![]() |
その他の用途(病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)及び児童福祉施設等(通所のみに利用されるものを除く。)を除く。) | ![]() |
この表において、tstart、Lwall、α及びt0は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tstart 避難開始時間(単位 min) Lwall 準耐火構造であるか、若しくは不燃材料で造り、若しくは覆われた床若しくは壁又は建築基準法(昭和25年法律第201号。以下「法」という。)第2条第九号の二ロに規定する防火設備で区画された部分で当該火災室を含むもの(当該火災室が準耐火構造であるか、若しくは不燃材料で造り、若しくは覆われた床若しくは壁又は法第2条第九号の二ロに規定する防火設備で区画された部分である場合にあっては、当該火災室。以下「火災部分」という。)の周長(単位 m) α 次の式によって計算した火災部分の各室の火災成長率のうち最大のもの(以下「火災部分 火災成長率」という。) αi = max{5.8 × 10-4(0.26ql1/3 – φsp)ql2/3, 0.0125} × km この式において、αi、ql、φsp及び、kmは、それぞれ次の数値を表すものとする。 t0 次の式によって計算した火災部分の燃焼拡大補正時間(単位 min) この式において、t0及びαは、それぞれ次の数値を表すものとする。 |
この式において、tpass、tescape(w)及びtescape(c)は、それぞれ次の数値を表すものとする。
tpass 出口通過時間(単位 min)
tescape(w) 平成27年国土交通省告示第255号第1第4項に規定する当該建築物の各部分から地上までの避難を終了するまでに要する歩行時間のうち最大のもの(単位 min)
tescape(c) 平成27年国土交通省告示第255号第1第4項に規定する当該建築物の各部分から地上までの避難を終了するまでに要する各階段における滞留時間のうち最大のもの(単位 min)
出火階の種類 | 階段隣接室の 階層下端高さのうち最 小のもの |
階段避難経路の部分の煙層下端高さのうち最小のもの | 直通階段の部分の煙層下端高さ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
避難階 | Zroom(st) ≧ Hlim である場合 | Zroom(st) ≧ 1.8 である場合 | Zdst = Hdst | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Zroom(st) < 1.8 である場合 | Zdst = 0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Zroom(st) < Hlim である場合 | - | Zdst = 0 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
避難階以外の階 | Zroom(st) ≧ Hlim である場合 | - | Zdst = Hdst | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Zroom(st) < Hlim である場合 | - | Zdst = 0 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この表において、Zroom(st)、Hlim、Zroom(ev)、Zdst及びHdstは、それぞれ次の数値を表すものとする。
Zroom(st) 避難完了時間、当該階段隣接室の種類、避難完了時間が経過した時における当該階段隣接室の煙層上昇温度(以下単に「階段隣接室の煙層上昇温度」という。)及び火災部分から当該階段隣接室への噴出熱気流の運搬熱量に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した階段隣接室の煙層下端高さのうち最小のもの(単位 m)
tpass 前号ロに規定する出口通過時間(単位 min)
Eroom(st) 当該階段隣接室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該階段隣接室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び他の限界煙層高さ有効開口部の排煙量の合計のうち最小のもの(当該階段隣接室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類が同表(二)に掲げるものである場合にあっては、当該階段隣接室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び他の限界煙層高さ有効開口部の排煙量の合計のうち最小のもの又は当該階段隣接室に設けられた給気口(当該階段隣接室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計に550を乗じたもののうち、いずれか小さい数値。以下「階段隣接室の排煙量」という。)(単位 ㎥/min)
Hroom(st) 当該階段隣接室の基準点から天井までの高さの平均(単位 m)
Ve(room(st)) 次の式によって計算した当該階段隣接室の有効排煙量(単位 ㎥/min)
Aroom(st) 当該階段隣接室の床面積(単位 ㎡) Hlim 限界煙層高さ(単位 m)
Zdst 直通階段の部分の煙層下端高さ(単位 m) |
竪穴隣接室の煙層下端高さのうち最小のもの | 階段の部分及び出火階の直上階以上の各階の各部分の煙層下端高さ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Zroom(up(s)) ≧ 1.8 である場合 | 1.8 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Zroom(up(s)) < 1.8 である場合 | 0 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この表において、Zroom(up(s))は、避難完了時間及び避難完了時間が経過した時における当該竪穴隣接室の煙層上昇温度(以下単に「竪穴隣接室の煙層上昇温度」という。)に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した竪穴隣接室の煙層下端高さのうち最小のもの(単位 m)
|
当該居室の各出口の幅 | 当該居室の種類 | 居室避難経路等の部分の収容可能人数 | 当該居室の各出口の有効流動係数 |
60㎝未満である場合 | - | Neff(room)=0 | |
その他の場合 | 地上への出口を有する場合 | - | Neff(room)=90 |
その他の場合 | ![]() |
Neff(room)=90 | |
![]() |
![]() |
||
この表において、Neff(room)、Aco、an(room)、p、Aload(room)、Bneck(room)、Broom及びBload(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 Neff(room) 当該居室の各出口の有効流動係数(単位 人/(分・m)) Aco 当該居室避難経路等の部分の各部分(当該部分が階段室である場合にあっては、当該居室の存する階からその直下階(当該居室の存する階が地階である場合にあっては、その直上階)までの階段室に限る。)の床面積(単位 ㎡) an(room) 令和2年国土交通省告示第510号第一号ハに規定する必要滞留面積(単位 ㎡/人) p 在館者密度(単位 人/㎡) Aload(room) 当該居室避難経路等の部分を通らなければ避難することができない建築物の各部分(当該居室の存する階にあるものに限る。)の床面積(単位 ㎡) Bneck(room) 当該出口の幅又は当該出口の通ずる当該居室避難経路等の部分の出口(当該区画部分以外の部分等に通ずるものに限る。)の幅のうち最小のもの(単位 m) Broom 当該出口の幅(単位 m) Bload(room) 当該出口の通ずる当該居室避難経路等の部分を通らなければ避難することができない建築物の部分(当該居室の存する階にあるものに限る。)の当該出口の通ずる当該居室避難経路等の部分に面する出口の幅の合計(単位 m) |
当該居室の各出口の幅 | 火災が発生してから在室者が当該居室の出口の一に達するまでに要する時間 | 当該居室の各出口の有効出口幅 |
当該出口の幅が当該居室の出口の幅のうち最大のものである場合 | ![]() |
Beff(room)=Broom |
![]() |
![]() |
|
その他の場合 | Beff(room)=Broom | |
この表において、treach(room)、af、am、Beff(room)及びBroomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 treach(room) 次の式によって計算した火災が発生してから在室者が当該居室の出口の一に達するまでに要する時間(単位 分) treach(room)=tstart(room)+ttravel(room) この式において、treach(room)、tstart(room)及びttravel(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 treach(room) 火災が発生してから在室者が当該居室の出口の一に達するまでに要する時間(単位 分) tstart(room) イに規定する居室避難開始時間(単位 分) ttravel(room) ロに規定する在室者が当該居室等の各部分から当該居室の出口の一に達するまでに要する歩行時間のうち最大のもの(単位 分) af 積載可燃物の火災成長率(令和2年国土交通省告示第510号第一号ハに規定するものをいう。以下同じ。) am 内装材料の火災成長率(令和2年国土交通省告示第510号第一号ハに規定するものをいう。以下同じ。) Beff(room) 当該居室の各出口の有効出口幅(単位 m) Broom 当該出口の幅(単位 m) |
有効開口部の有無 | 有効開口部の上端の位置 | 当該防煙区画の排煙効果係数 |
有効開口部がない場合 | - | A*(room)=0 |
有効開口部がある場合 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
この表において、A*(room)、![]() A*(room) 当該防煙区画の排煙効果係数 ![]() Hw(room) 当該居室の基準点から当該防煙区画における防煙垂れ壁の下端までの高さのうち最大のもの(単位 m) Htop(room) 当該居室の基準点から当該防煙区画の天井までの高さのうち最大のもの(単位 m) Asc 当該防煙区画の床面積(単位 ㎡) Aroom 当該居室の床面積(単位 ㎡) |
当該防煙区画に設けられた有効開口部の種類 | 当該防煙区画に設けられた各有効開口部の排煙量 | |
(一) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が令第126条の3第1項第二号、第三号(排煙口の壁における位置に係る部分を除く。)、第四号から第六号まで及び第十号から第十二号までの規定(以下「自然排煙関係規定」という。)に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が同項第二号、第三号(排煙口の壁における位置に係る部分を除く。)、第四号から第七号まで、第八号(排煙口の開口面積に係る部分を除く。)、第九号(空気を排出する能力に係る部分を除く。)及び第十号から第十二号までの規定(以下「機械排煙関係規定」という。)に適合する場合を除く。) | ![]() |
(二) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が機械排煙関係規定に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が自然排煙関係規定に適合する場合を除く。) | e(sc)=min{w(sc),3.9(Hc(sc)ー1.8)w(sc)2/3} |
(三) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が平成12年建設省告示第1437号第一号イ、ロ(1)及び(3)、ハ(1)、(2)及び(3)(i)並びにニ又は第二号イ、ロ(1)、(3)及び(5)、ハ(1)(i)、(ii)(イ)及び(2)並びにニの規定に適合するもの | e(sc)=min(s(sc),550As(sc)) |
(四) | その他の有効開口部 | e(sc)=0 |
この表において、e(sc)、As(sc)、hs(sc)、Hc(sc)、A’s(sc)、Aa、w(sc)及びs(sc)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 e(sc) 当該防煙区画に設けられた各有効開口部の排煙量(単位 ㎥/分) As(sc) 当該有効開口部の開口面積(単位 ㎡) hs(sc) 当該有効開口部の上端と下端の垂直距離(単位 m) Hc(sc) 当該居室の基準点から当該有効開口部の中心までの高さ(単位 m) A’s(sc) 当該有効開口部及び他の有効開口部の開口面積の合計(単位 ㎡) Aa 当該居室に設けられた給気口(当該有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計(単位 ㎡) w(sc) 当該有効開口部の排煙機の空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) s(sc) 当該防煙区画に係る送風機の当該防煙区画に設けられた有効開口部から空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) |
当該居室に設けられた有効開口部の種類 | 当該居室に設けられた各有効開口部の排煙量 | |
(一) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該居室に設けられた排煙設備が自然排煙関係規定に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が機械排煙関係規定に適合する場合を除く。) | ![]() |
(二) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該居室に設けられた排煙設備が機械排煙関係規定に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が自然排煙関係規定に適合する場合を除く。) | e=min{w,3.9(Hcー1.8)w2/3} |
(三) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該居室に設けられた排煙設備が平成12年建設省告示第1437号第一号イ、ロ(1)及び(3)、ハ(1)、(2)及び(3)(i)並びにニ又は第二号イ、ロ(1)、(3)及び(5)、ハ(1)(i)、(ii)(イ)及び(2)並びにニの規定に適合するもの | e=min(s,550As) |
(四) | その他の有効開口部 | e=0 |
この表において、e、As、hs、Hc、A’s、Aa、w及びsは、それぞれ次の数値を表すものとする。 e 当該居室に設けられた各有効開口部の排煙量(単位 ㎥/分) As 当該有効開口部の開口面積(単位 ㎡) hs 当該有効開口部の上端と下端の垂直距離(単位 m) Hc 当該居室の基準点から当該有効開口部の中心までの高さ(単位 m) A’s 当該有効開口部及び他の有効開口部の開口面積の合計(単位 ㎡) Aa 当該居室に設けられた給気口(当該有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計(単位 ㎡) w 当該有効開口部の排煙機の空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) s 当該居室に係る送風機の当該居室に設けられた有効開口部から空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) |
当該区画部分の用途 | 区画避難開始時間 |
共同住宅、ホテルその他これらに類する用途(病院、診療所及び児童福祉施設等(令第115条の3第一号に規定する児童福祉施設等をいう。以下同じ。)を除く。) | ![]() |
その他の用途(病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) | ![]() |
この表において、tstart(comp)及びAarea(comp)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tstart(comp) 区画避難開始時間(単位 分) Aarea(comp) 当該区画部分の各部分の床面積(単位 ㎡) |
当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への各出口の幅 | 当該区画部分の種類 | 当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への各出口の種類 | 当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への各出口の通ずる直通階段の階段室の床面積 | 当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への各出口の有効流動係数 |
60㎝未満である場合 | - | Neff(comp)=0 | ||
その他の場合 | 避難階に存する場合 | 地上への出口である場合 | - | Neff(comp)=90 |
その他の場合 | - | ![]() |
||
その他の場合 | ![]() |
Neff(comp)=90 | ||
![]() |
![]() |
|||
この表において、Neff(comp)、Bneck(comp)、Bcomp、Ast、p及びAarea(comp)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 Neff(comp) 当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への各出口の有効流動係数(単位 人/(分・m)) Bneck(comp) 当該出口の幅、当該出口の通ずる直通階段への出口の幅、当該直通階段の幅又は当該直通階段から地上若しくは避難階への出口の幅(当該区画部分が避難階に存する場合にあっては、当該出口の幅又は当該出口の通ずる地上への出口の幅)のうち最小のもの(単位 m) Bcomp 当該出口の幅(単位 m) Ast 当該区画部分から当該区画部分以外の部分等への各出口の通ずる直通階段の当該区画部分の存する階からその直下階(当該区画部分の存する階が地階である場合にあっては、その直上階)までの階段室の床面積(単位 ㎡) p 在館者密度(単位 人/㎡) Aarea(comp) 当該区画部分の各部分の床面積(単位 ㎡) |
当該室の種類 | 当該室の開口部に設けられた防火設備の構造 | 限界煙層高さ |
当該区画部分以外の部分等に面する開口部を有する室 | - | 1.8 |
その他の室 | 常時閉鎖式の防火設備又は随時閉鎖することができ、かつ、煙感知器と連動する自動閉鎖装置を設けた防火設備 | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のものの1/2の高さ |
その他の構造 | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のもの |
当該火災室と当該室とを区画する壁及び当該壁の開口部の構造 | 当該室の煙等発生量 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第二号に規定する構造である防火設備が設けられている場合 | Vs(comp)=0.2Aop | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第一号に規定する構造である防火設備が設けられている場合 | Vs(comp)=2Aop | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他の場合 | Vs(comp)=max(Vs0ーVe(comp),f,0) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この表において、Vs(comp)、Aop、Vs0及びVe(comp),fは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Vs(comp) 当該室の煙等発生量(単位 ㎥/分) Aop 当該火災室と当該室とを区画する壁の開口部の面積の合計(単位 ㎡) Vs0 イに掲げる式によって計算した当該火災室の煙等発生量(単位 ㎥/分) Ve(comp),f 次の(1)又は(2)に掲げる当該火災室の区分に応じ、それぞれ当該(1)又は(2)に定める当該火災室の有効排煙量(自然排煙関係規定に適合した排煙設備を設け、かつ、当該火災室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口を設けた場合以外の場合には、0とする。)(単位 ㎥/分) (1) 床面積1,500㎡以内ごとに、防煙垂れ壁によって区画された火災室(床面から防煙垂れ壁の下端までの高さが限界煙層高さ以上である場合に限る。) 次の式によって計算した各防煙区画(防煙垂れ壁で区画された部分をいう。以下この号において同じ。)の有効排煙量のうち最小のもの(以下「防煙区画有効排煙量」という。)(単位 ㎥/分) Ve(comp),i=A*(comp)E(comp,sc) この式において、Ve(comp),i、A*(comp)及びE(comp,sc)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve(comp),i 各防煙区画の有効排煙量(単位 ㎥/分) A*(comp) 当該防煙区画の壁又は天井に設けられた開口部の床面からの高さが限界煙層高さ以上の部分(以下「限界煙層高さ有効開口部」という。)の有無及びその上端の位置に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画の排煙効果係数
E(comp,sc) 当該防煙区画に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量(当該防煙区画に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類が同表(一)又は(二)に掲げるものである場合にあっては、当該防煙区画に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放される当該防煙区画に設けられた他の限界煙層高さ有効開口部のうち当該限界煙層高さ有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下この(1)において「他の限界煙層高さ有効開口部」という。)の排煙量の合計)のうち最小のもの(単位 ㎥/分)
(2) (1)に掲げる火災室以外の火災室で床面積が1,500㎡以下のもの 次の式によって計算した当該室の有効排煙量(以下「室有効排煙量」という。)(単位 ㎥/分)
|
建築物の部分の用途 | 建築物の部分の種類 | 避難の方向 | 歩行速度 |
劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場その他これらに類する用途 | 階段 | 上り | 27 |
下り | 36 | ||
客席部分 | ー | 30 | |
その他の部分 | ー | 60 | |
百貨店、展示場その他これらに類する用途又は共同住宅、ホテルその他これらに類する用途(病院、診療所及び児童福祉施設等(令第115条の3第一号に規定する児童福祉施設等をいう。以下同じ。)を除く。) | 階段 | 上り | 27 |
下り | 36 | ||
その他の部分 | ー | 60 | |
学校(幼保連携型認定こども園を除く。)、事務所その他これらに類する用途 | 階段 | 上り | 35 |
下り | 47 | ||
その他の部分 | ー | 78 |
建築物の部分の種類 | 在館者密度 | |
住宅の居室 | 0.06 | |
住宅以外の建築物における寝室 | 固定ベッドの場合 | ベッド数を床面積で室除した数値 |
その他の場合 | 0.16 | |
事務室、会議室その他これらに類するもの | 0.125 | |
教室 | 0.7 | |
百貨店又は物品販売業を営む店舗その他これらに類するもの | 売場の部分 | 0.5 |
売場に附属する通路の部分 | 0.25 | |
飲食室 | 0.7 | |
劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場その他これらに類する用途に供する居室 | 固定席の場合 | 座席数を床面積で除した数値 |
その他の場合 | 1.5 | |
展示室その他これに類するもの | 0.5 |
当該居室の各出口の幅 | 当該居室の種類 | 居室避難経路等の部分の収容可能人数 | 当該居室の各出口の有効流動係数 | ||||||||
60㎝未満である場合 | ー | Neff(room)=0 | |||||||||
その他の場合 | 地上への出口を有する場合 | ー | Neff(room)=90 | ||||||||
その他の場合 | ![]() |
Neff(room)=90 | |||||||||
![]() |
![]() |
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この表において、Neff(room)、Aco、an(room)、p、Alood(room)、Bneck(room)、Broom及びBlood(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 Neff(room) 当該居室の各出口の有効流動係数(単位 人/(分・m)) Aco 当該居室避難経路等の部分の各部分(当該部分が階段室である場合にあっては、当該居室の存する階からその直下階(当該居室の存する階が地階である場合にあっては、その直上階)までの階段室に限る。)の床面積(単位 ㎡) an(room) 当該居室避難経路等の部分の各部分の種類に応じ、それぞれ次の表に定める必要滞留面積(単位 ㎡/人)
p 在館者密度(単位 人/㎡) |
当該居室の各出口の幅 | 火災が発生してから在室者が当該居室の出口の一に達するまでに要する時間 | 当該居室の各出口の有効出口幅 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
当該出口の幅が当該居室の出口幅のうち最大のものである場合 | ![]() |
Beff(room)=Broom | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
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その他の場合 | Beff(room)=Broom | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この表において、treach(room)、af、am、Beff(room)及びBroomは、それぞれ次の数値を表すものとする。 treach(room) 次の式によって計算した火災が発生してから在室者が当該居室の出口の一に達するまでに要する時間(単位 分) treach(room)=tstart(room)+ttravel(room) この式において、treach(room)、tstart(room)及びttravel(room)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 treach(room) 火災が発生してから在室者が当該居室の出口の一に達するまでに要する時間(単位 分) tstart(room) イに規定する居室避難開始時間(単位 分) ttravel(room) ロに規定する在室者が当該居室等の各部分から当該居室の出口の一に達するまでに要する歩行時間のうち最大のもの(単位 分) af 当該室の積載可燃物の1㎡当たりの発熱量に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した積載可燃物の火災成長率
am 当該室の内装仕上げの種類に応じ、それぞれ次の表に定める内装材料の火災成長率
Beff(room) 当該居室の各出口の有効出口幅(単位 m) |
有効開口部の有無 | 有効開口部の上端の位置 | 当該防煙区画の排煙効果係数 |
有効開口部がない場合 | ー | A*(room)=0 |
有効開口部がある場合 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
この表において、A*(room)、![]() A*(room) 当該防煙区画の排煙効果係数 ![]() Hw(room) 当該居室の基準点から当該防煙区画における防煙垂れ壁の下端までの高さのうち最大のもの(単位 m) Htop(room) 当該居室の基準点から当該防煙区画の天井までの高さのうち最大のもの(単位 m) Asc 当該防煙区画の床面積(単位 ㎡) Aroom 当該居室の床面積(単位 ㎡) |
E(sc) 当該防煙区画に設けられた有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画に設けられた各有効開口部の排煙量(当該防煙区画に設けられた有効開口部の種類が同表(一)又は(二)に掲げるものである場合にあっては、当該防煙区画に設けられた各有効開口部及び当該有効開口部の開放に伴い開放される当該防煙区画に設けられた他の有効開口部のうち当該有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下このイにおいて「他の有効開口部」という。)の排煙量の合計)のうち最小のもの(単位 ㎥/分)
当該防煙区画に設けられた有効開口部の種類 | 当該防煙区画に設けられた各有効開口部の排煙量 | |
(一) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が令第126条の3第1項第二号、第三号(排煙口の壁における位置に係る部分を除く。)、第四号から第六号まで及び第十号から第十二号までの規定(以下「自然排煙関係規定」という。)に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が同項第二号、第三号(排煙口の壁における位置に係る部分を除く。)、第四号から第七号まで、第八号(排煙口の開口面積に係る部分を除く。)、第九号(空気を排出する能力に係る部分を除く。)及び第十号から第十二号までの規定(以下「機械排煙関係規定」という。)に適合する場合を除く。) | ![]() |
(二) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が機械排煙関係規定に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が自然排煙関係規定に適合する場合を除く。) | e(sc)=min{w(sc),3.9(Hc(sc)ー1.8)w(sc)2/3} |
(三) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が平成12年建設省告示第1437号第一号イ、ロ(1)及び(3)、ハ(1)、(2)及び(3)(i)並びにニ又は第二号イ、ロ(1)、(3)及び(5)、ハ(1)(i)、(ii)(イ)及び(2)並びにニの規定に適合するもの | e(sc)=min(s(sc),550As(sc)) |
(四) | その他の有効開口部 | e(sc)=0 |
この表において、e(sc)、As(sc)、hs(sc)、Hc(sc)、A’s(sc)、Aa、w(sc)及びs(sc)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 e(sc) 当該防煙区画に設けられた各有効開口部の排煙量(単位 ㎥/分) As(sc) 当該有効開口部の開口面積(単位 ㎡) hs(sc) 当該有効開口部の上端と下端の垂直距離(単位 m) Hc(sc) 当該居室の基準点から当該有効開口部の中心までの高さ(単位 m) A’s(sc) 当該有効開口部及び他の有効開口部の開口面積の合計(単位 ㎡) Aa 当該居室に設けられた給気口(当該有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計(単位 ㎡) w(sc) 当該有効開口部の排煙機の空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) s(sc) 当該防煙区画に係る送風機の当該防煙区画に設けられた有効開口部から空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) |
当該居室に設けられた有効開口部の種類 | 当該居室に設けられた各有効開口部の排煙量 | |
(一) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該居室に設けられた排煙設備が自然排煙関係規定に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が機械排煙関係規定に適合する場合を除く。) | ![]() |
(二) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該居室に設けられた排煙設備が機械排煙関係規定に適合し、かつ、当該居室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該居室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が自然排煙関係規定に適合する場合を除く。) | e=min{w,3.9(Hcー1.8)w2/3} |
(三) | 有効開口部を排煙口とした場合に、当該居室に設けられた排煙設備が平成12年建設省告示第1437号第一号イ、ロ(1)及び(3)、ハ(1)、(2)及び(3)(i)並びにニ又は第二号イ、ロ(1)、(3)及び(5)、ハ(1)(i)、(ii)(イ)及び(2)並びにニの規定に適合するもの | e=min(s,550As) |
(四) | その他の有効開口部 | e=0 |
この表において、e、As、hs、Hc、A’s、Aa、w及びsは、それぞれ次の数値を表すものとする。 e 当該居室に設けられた各有効開口部の排煙量(単位 ㎥/分) As 当該有効開口部の開口面積(単位 ㎡) hs 当該有効開口部の上端と下端の垂直距離(単位 m) Hc 当該居室の基準点から当該有効開口部の中心までの高さ(単位 m) A’s 当該有効開口部及び他の有効開口部の開口面積の合計(単位 ㎡) Aa 当該居室に設けられた給気口(当該有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計(単位 ㎡) w 当該有効開口部の排煙機の空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) s 当該居室に係る送風機の当該居室に設けられた有効開口部から空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) |
当該階の各室等の用途 | 階避難開始時間 |
共同住宅、ホテルその他これらに類する用途(病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) | ![]() |
その他の用途(病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) | ![]() |
この表において、tstart(floor)及びAarea(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 tstart(floor) 階避難開始時間(単位 分) Aarea(floor) 当該階の各室等の各部分の床面積(単位 ㎡) |
当該階から直通階段への各出口の幅 | 当該階から直通階段への各出口の種類 | 当該階から直通階段への各出口の通ずる直通階段の階段室の床面積 | 当該階から直通階段への各出口の有効流動係数 |
60㎝未満である場合 | ー | Neff(floor)=0 | |
その他の場合 | 地上への出口である場合 | ー | Neff(floor)=90 |
その他の場合 | ![]() |
Neff(floor)=90 | |
![]() |
![]() |
||
この表において、Neff(floor)、Ast、p、Aload(floor)、Bneck(floor)及びBstは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Neff(floor) 当該階から直通階段への各出口の有効流動係数(単位 人/(分・m)) Ast 当該階から直通階段への各出口の通ずる直通階段の当該階からその直下階(当該階が地階である場合にあっては、その直上階)までの階段室の床面積(単位 ㎡) p 第一号ロに規定する在館者密度(単位 人/㎡) Aload(floor) 当該階から直通階段への各出口を通らなければ避難することができない建築物の各部分の床面積(単位 ㎡) Bneck(floor) 当該出口の幅、当該出口の通ずる直通階段の幅又は当該直通階段から地上若しくは避難階への出口の幅のうち最小のもの(単位 m) Bst 当該出口の幅(単位 m) |
当該室の種類 | 当該室の開口部に設けられた防火設備の構造 | 限界煙層高さ |
直通階段に面する開口部を有する室 | - | 1.8 |
その他の室 | 常時閉鎖式の防火設備又は随時閉鎖することができ、かつ、煙感知器と連動する自動閉鎖装置を設けた防火設備 | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のものの1/2の高さ |
その他の構造 | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のもの |
当該火災室と当該室とを区画する壁及び当該壁の開口部の構造 | 当該室の煙等発生量 |
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第二号に規定する構造である防火設備が設けられている場合 | Vs(floor)=0.2Aop |
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第一号に規定する構造である防火設備が設けられている場合 | Vs(floor)=2Aop |
その他の場合 | Vs(floor)=max(Vs0ーVe(floor),f,0) |
この表において、Vs(floor)、Aop、Vs0及びVe(floor),fは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Vs(floor) 当該室の煙等発生量(単位 ㎥/分) Aop 当該火災室と当該室とを区画する壁の開口部の面積の合計(単位 ㎡) Vs0 イに掲げる式によって計算した当該火災室の煙等発生量(単位 ㎥/分) Ve(floor)f 次の(1)又は(2)に掲げる当該火災室の区分に応じ、それぞれ当該(1)又は(2)に定める当該火災室の有効排煙量(自然排煙関係規定に適合した排煙設備を設け、かつ、当該火災室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口を設けた場合以外の場合には、0とする。)(単位 ㎥/分) (1) 床面積1,500㎡以内ごとに、防煙垂れ壁によって区画された火災室(床面から防煙垂れ壁の下端までの高さが限界煙層高さ以上である場合に限る。) 次の式によって計算した各防煙区画(防煙垂れ壁で区画された部分をいう。以下この号において同じ。)の有効排煙量のうち最小のもの(以下「防煙区画有効排煙量」という。)(単位 ㎥/分) Ve(floor),i=A*(floor)E(floor,sc) この式において、Ve(floor),i、A*(floor)及びE(floor,sc)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve(floor),i 各防煙区画の有効排煙量(単位 ㎥/分) A*(floor) 当該防煙区画の壁又は天井に設けられた開口部の床面からの高さが限界煙層高さ以上の部分(以下「限界煙層高さ有効開口部」という。)の有無及びその上端の位置に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画の排煙効果係数 |
限界煙層高さ有効開口部の有無 | 限界煙層高さ有効開口部の上端の位置 | 当該防煙区画の排煙効果係数 |
限界煙層高さ有効開口部がない場合 | - | A*(floor)=0 |
限界煙層高さ有効開口部がある場合 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
この表において、A*(floor)、![]() A*(floor) 当該防煙区画の排煙効果係数 ![]() Hw(floor) 当該室の基準点から当該防煙区画における防煙垂れ壁の下端までの高さのうち最大のもの(単位 m) Hlim 限界煙層高さ(単位 m) Htop(floor) 当該室の基準点から当該防煙区画の天井までの高さのうち最大のもの(単位 m) Asc 当該防煙区画の床面積(単位 ㎡) Aroom(floor) 当該室の床面積(単位 ㎡) |
E(floor,sc) 当該防煙区画に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量(当該防煙区画に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類が同表(一)又は(二)に掲げるものである場合にあっては、当該防煙区画に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放される当該防煙区画に設けられた他の限界煙層高さ有効開口部のうち当該限界煙層高さ有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下この(1)において「他の限界煙層高さ有効開口部」という。)の排煙量の合計)のうち最小のもの(単位 ㎥/分)
当該防煙区画に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類 | 当該防煙区画に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量 | |
(一) | 限界煙層高さ有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が自然排煙関係規定に適合し、かつ、当該室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が機械排煙関係規定に適合する場合を除く。) | ![]() |
(二) | 限界煙層高さ有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が機械排煙関係規定に適合し、かつ、当該室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が自然排煙関係規定に適合する場合を除く。) | e(floor,sc)=min{w(sc),3.9(Hc(sc)ーHlim)w(sc)2/3} |
(三) | 限界煙層高さ有効開口部を排煙口とした場合に、当該防煙区画に設けられた排煙設備が平成12年建設省告示第1437号第一号イ、ロ(1)及び(3)、ハ(1)、(2)及び(3)(i)並びにニ又は第二号イ、ロ(1)、(3)及び(5)、ハ(1)(i)、(ii)(イ)及び(2)並びにニの規定に適合するもの | e(floor,sc)=min(s(sc),550As(sc)) |
(四) | その他の限界煙層高さ有効開口部 | e(floor,sc)=0 |
この表において、e(floor,sc)、As(sc)、hs(sc)、Hc(sc)、Hlim、A’s(sc)、Aa(floor)、w(sc)及びs(sc)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 e(floor,sc) 当該防煙区画に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量(単位 ㎥/分) As(sc) 当該限界煙層高さ有効開口部の開口面積(単位 ㎡) hs(sc) 当該限界煙層高さ有効開口部の上端と下端の垂直距離(単位 m) Hc(sc) 当該室の基準点から当該限界煙層高さ有効開口部の中心までの高さ(単位 m) Hlim 限界煙層高さ(単位 m) A’s(sc) 当該限界煙層高さ有効開口部及び他の限界煙層高さ有効開口部の開口面積の合計(単位 ㎡) Aa(floor) 当該室に設けられた給気口(当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計(単位 ㎡) w(sc) 当該限界煙層高さ有効開口部の排煙機の空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) s(sc) 当該防煙区画に係る送風機の当該防煙区画に設けられた限界煙層高さ有効開口部から空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) |
(2) (1)に掲げる火災室以外の火災室で床面積が1,500㎡以下のもの 次の式によって計算した当該室の有効排煙量(以下「室有効排煙量」という。)(単位 ㎥/分)
この式において、Ve(floor)、、Hlim、Htop(floor)及びE(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。
Ve(floor) 当該室の有効排煙量(単位 ㎥/分) 当該室の基準点から当該室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の上端までの高さの平均(単位 m)
Hlim 限界煙層高さ(単位 m)
Htop(floor) 当該室の基準点から天井までの高さのうち最大のもの(単位 m)
E(floor) 当該室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量(当該室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類が同表(一)又は(二)に掲げるものである場合にあっては、当該室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部及び当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放される当該室に設けられた他の限界煙層高さ有効開口部のうち当該限界煙層高さ有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下この(2)において「他の限界煙層高さ有効開口部」という。)の排煙量の合計)のうち最小のもの(単位 ㎥/分)
当該室に設けられた限界煙層高さ有効開口部の種類 | 当該室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量 | |
(一) | 限界煙層高さ有効開口部を排煙口とした場合に、当該室に設けられた排煙設備が自然排煙関係規定に適合し、かつ、当該室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が機械排煙関係規定に適合する場合を除く。) | ![]() |
(二) | 限界煙層高さ有効開口部を排煙口とした場合に、当該室に設けられた排煙設備が機械排煙関係規定に適合し、かつ、当該室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口が設けられたもの(当該室に設けられた当該排煙設備以外の排煙設備が自然排煙関係規定に適合する場合を除く。) | e(floor)=min{w(floor),3.9(Hc(floor)ーHlim)w(floor)2/3} |
(三) | 限界煙層高さ有効開口部を排煙口とした場合に、当該室に設けられた排煙設備が平成12年建設省告示第1437号第一号イ、ロ(1)及び(3)、ハ(1)、(2)及び(3)(i)並びにニ又は第二号イ、ロ(1)、(3)及び(5)、ハ(1)(i)、(ii)(イ)及び(2)並びにニの規定に適合するもの | e(floor)=min(s(floor),550As(floor)) |
(四) | その他の限界煙層高さ有効開口部 | e(floor)=0 |
この表において、e(floor)、As(floor)、hs(floor)、Hc(floor)、Hlim、A’s(floor)、Aa(floor)、w(floor)及びs(floor)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 e(floor) 当該室に設けられた各限界煙層高さ有効開口部の排煙量(単位 ㎥/分) As(floor) 当該限界煙層高さ有効開口部の開口面積(単位 ㎡) hs(floor) 当該限界煙層高さ有効開口部の上端と下端の垂直距離(単位 m) Hc(floor) 当該室の基準点から当該限界煙層高さ有効開口部の中心までの高さ(単位 m) Hlim 限界煙層高さ(単位 m) A’s(floor) 当該限界煙層高さ有効開口部及び他の限界煙層高さ有効開口部の開口面積の合計(単位 ㎡) Aa(floor) 当該室に設けられた給気口(当該限界煙層高さ有効開口部の開放に伴い開放され又は常時開放状態にある給気口に限る。)の開口面積の合計(単位 ㎡) w(floor) 当該限界煙層高さ有効開口部の排煙機の空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) s(floor) 当該室に係る送風機の当該室に設けられた限界煙層高さ有効開口部から空気を排出することができる能力(単位 ㎥/分) |
当該建築物の用途 | 避難開始時間 |
共同住宅、ホテルその他これらに類する用途(病院、診療所及び児童福祉施設等(令第115条の3第一号に規定する児童福祉施設等をいう。以下同じ。)を除く。) | ![]() |
その他の用途(病院、診療所及び児童福祉施設等を除く。) | ![]() |
この表において、 tstart 及びは、 Afloor それぞれ次の数値を表すものとする。
tstart 避難開始時間(単位 分) |
地上への各出口の幅 | 地上への各出口に通ずる階段室の床面積 | 地上への各出口の有効流動係数 |
60cm未満である場合 | ー | Neff=0 |
その他の場合 | ![]() |
Neff=80 |
![]() |
![]() |
|
この表において、 Neff、Ast、p、Aroom、Bneck及びBstは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Neff 地上への各出口の有効流動係数(単位 人/(分・m)) Ast 地上への各出口に通ずる直通階段の階段室の床面積(単位 ㎡) p 在館者密度(単位 人/㎡) Aroom 地上への各出口を通らなければ避難することができない建築物の各部分の床面積(単位 ㎡) Bneck 当該地上への出口に通ずる直通階段の幅又は当該直通階段から地上若しくは避難階への出口の幅のうち最小のもの(単位 m) Bst 当該地上への出口に通ずる直通階段の幅(単位 m) |
当該室の開口部に設けられた防火設備の構造 | 限界煙層高さ |
常時閉鎖式の防火設備又は随時閉鎖することができ、かつ、煙感知器と連動する自動閉鎖装置を設けた防火設備 | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のものの1/2の高さ |
その他の構造 | 当該室の床面から各開口部の上端までの高さのうち最大のもの |
当該火災室と当該室とを区画する壁及び当該壁の開口部の構造 | 当該室の煙等発生量 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第二号に規定する構造である防火設備が設けられている場合 | Vs=0.2Aop | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
準耐火構造の壁又は不燃材料で覆われた壁の開口部に令第112条第19項第一号に規定する構造である防火設備が設けられている場合 | Vs=2Aop | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他の場合 | Vs=max(Vs0−Ve,f,0) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この表において、 Vs、Aop、Vs0及びVe,fは、それぞれ次の数値を表すものとする。 Vs 当該室の煙等発生量(単位 ㎥/分) Aop 当該火災室と当該室とを区画する壁の開口部の面積の合計(単位 ㎡) Vs0 イに掲げる式によって計算した当該火災室の煙等発生量(単位 ㎥/分) Ve,f 次の(1)又は(2)に掲げる当該火災室の区分に応じ、それぞれ当該(1)又は(2)に定める当該火災室の有効排煙量(令第126条の3第1項第二号、第三号(排煙口の壁における位置に係る部分を除く。)、第四号から第六号まで及び第十号から第十二号までの規定(以下「自然排煙関係規定」という。)に適合した排煙設備を設け、かつ、当該火災室の壁の床面からの高さが1.8m以下の部分に排煙口の開放に連動して自動的に開放され又は常時開放状態にある給気口を設けた場合以外の場合には、0とする。)(単位 ㎥/分) (1) 床面積1,500㎡以内ごとに、天井から30cm以上下方に突出した垂れ壁その他これと同等以上に煙の流動を妨げる効力のあるもので、不燃材料で造り、又は覆われたもの(以下「防煙垂れ壁」という。)によって区画された火災室(床面から防煙垂れ壁の下端までの高さが限界煙層高さ以上である場合に限る。) 次の式によって計算した各防煙区画(防煙垂れ壁で区画された部分をいう。以下この号において同じ。)の有効排煙量のうち最小のもの(以下「防煙区画有効排煙量」という。)(単位 ㎥/分) Ve,i=A*E(sc) この式において、Ve,i、A*及びE(sc)は、それぞれ次の数値を表すものとする。 Ve,i 各防煙区画の有効排煙量(単位 ㎥/分) A* 当該防煙区画の壁又は天井に設けられた開口部の床面からの高さが限界煙層高さ以上の部分(以下「有効開口部」という。)の有無及びその上端の位置に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画の排煙効果係数
E(sc) 当該防煙区画に設けられた有効開口部の種類に応じ、それぞれ次の表に掲げる式によって計算した当該防煙区画に設けられた各有効開口部の排煙量(当該防煙区画に設けられた有効開口部の種類が同表(一)又は(二)に掲げるものである場合にあっては、当該防煙区画に設けられた各有効開口部及び当該有効開口部の開放に伴い開放される当該防煙区画に設けられた他の有効開口部のうち当該有効開口部からの距離が30m以内であるもの(以下この(1)において「他の有効開口部」という。)の排煙量の合計)のうち最小のもの(単位 ㎥/分)
(2) (1)に掲げる火災室以外の火災室で床面積が1,500㎡以下のもの
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廊下の配置
廊下の用途
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両側に居室がある廊下における場合(単位 m)
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その他の廊下における場合(単位 m)
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小学校、中学校、義務教育学校、高等学校又は中等教育学校における児童用又は生徒用のもの
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2.3
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1.8
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病院における患者用のもの、共同住宅の住戸若しくは住室の床面積の合計が100㎡を超える階における共用のもの又は3室以下の専用のものを除き居室の床面積の合計が200㎡(地階にあつては、100㎡)を超える階におけるもの
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1.6
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1.2
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構造
居室の種類
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主要構造部が準耐火構造であるか又は不燃材料で造られている場合
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上欄に掲げる場合以外の場合
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(単位 m)
|
(単位 m)
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(1)
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第116条の2第1項第一号に該当する窓その他の開口部を有しない居室又は法別表第1(い)欄(4)項に掲げる用途に供する特殊建築物の主たる用途に供する居室
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30
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30
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(2)
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法別表第1(い)欄(2)項に掲げる用途に供する特殊建築物の主たる用途に供する居室
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50
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30
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(3)
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(1)又は(2)に掲げる居室以外の居室
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50
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40
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